小松市・加賀市の家庭や事業所から収集運搬された
し尿や浄化槽汚泥の衛生的な処理を行っています。
し尿、浄化槽汚泥の衛生処理を行い、南加賀の豊かな自然環境を守ります
特色
汚泥は全量肥料として販売
当施設では、発生した余剰汚泥を原料に肥料を生産し乾燥汚泥肥料として販売しております。臭いが少なくて扱いやすく、土が軟らかくなり作物の生育が良いと好評です。
乾燥汚泥肥料 畑の栄養剤「すくすく」
150円(10㎏入り)
小松市内又は加賀市内の公共施設等の団体、学校、保育所、町内会は無料配布となります。希望される方は無償配布申請書を提出して下さい。
処理方法
安定した良質の処理水
高度処理設備を備え、BOD、COD、SS、リン、色度等を効率よく除去し、安定かつ良質の処理水を生成します。
処理水質
- pH(水素イオン濃度)5.8~8.6
- SS(浮遊物質量)10㎎/リットル以下
- BOD※1(生物化学的酸素要求量)10㎎/リットル以下
- 色度30度以下
- COD※2(化学的酸素要求量)30㎎/リットル以下
- T-P(全リン)1㎎/リットル以下
- 大腸菌群数3,000個/㎤以下
- BOD:処理水中の微生物が生物代謝として消費する酸素量
- COD:薬品が有機物を酸化分解する時に消費する酸素量
透明度の高い処理水
標準脱窒素処理設備で処理された水は凝集剤を添加し、汚れの成分を沈殿させます。そこで分離された上澄液は、さらに砂ろ過器と活性炭吸着塔により汚濁物質、色度成分が除去され、無色透明の処理水となります。
万全の臭気対策
臭気は発生源ごとに捕集し、臭気の性状に応じた処理を行うなど万全な臭気対策をとっています。高濃度・中濃度臭気は酸洗浄+アルカリ次亜塩洗浄+活性炭脱臭によって処理します。極低濃度臭気は活性炭脱臭によって処理します。
施設設備
- 受入室
受入貯留設備
収集した尿と浄化槽汚泥は、それぞれの受入口から投入され受入槽に入ります。次に破砕装置で紙や布、ビニールなどし尿や浄化槽汚泥に混じっている異物(夾雑物といいます)を細かく切り刻み、夾雑物除去装置でし尿や浄化槽汚泥より夾雑物を分離します。
- 脱窒素槽・硝化槽
標準脱窒素処理設備
各貯留槽より送られてきたし尿は、まず硝化槽で酸化分解するとともに、液中のアンモニア性窒素を硝酸性窒素に酸化させます。
次に脱窒素槽で、脱窒素菌が有機物(BOD等)を栄養源としながら、硝酸性窒素を窒素ガスに変えます。さらに二次脱窒素槽と再曝気槽で充分に酸化分解された処理水は、沈殿槽で上澄液と汚泥とに沈降分離します。
- 砂ろ過器・活性炭吸着塔
高度処理設備
標準脱窒素処理設備で処理された水は凝集剤等を添加し、COD等を凝集させて凝集沈殿槽へ送られます。
凝集沈殿槽で分離された上澄液は、砂ろ過器により浮遊物質(にごり成分)が除去され、次に活性炭吸着塔によりなお残存している汚濁物質・色度成分が吸着除去され無色透明の処理水となります。
- 汚泥脱水機
汚泥処理設備
凝集沈殿槽等から引き抜かれた汚泥は汚泥反応層で脱水助剤を添加し、フロックを形成し汚泥脱水機へ送られます。
汚泥脱水機で脱水した汚泥は、脱水ケーキとして搬出し、資源化設備へ送られます。
- 資源化設備
資源化設備
汚泥脱水機で絞られた脱水ケーキは乾燥機で乾燥され、乾燥汚泥肥料として配布されます。
- 薬液洗脱臭塔
脱臭設備
臭気は、し尿処理施設において最も問題となる点です。本施設では臭いを封じ込め、吸引装置によって施設の外や部屋の中に臭気がもれないようにしています。
臭気は薬品や活性炭で取り除かれた後、大気へ放出します。
施設概要
- 名称小松加賀衛生センター
- 所在地
- 営業時間8:30~17:15
※搬入時間 / 8:30~16:15
※肥料販売 / 9:00~16:30 - 休日土・日・祝日
申請書ダウンロード
インターネットを通じて、組合に提出する申請書などが24時間自宅や職場のパソコンからダウンロードできます。